2016年10月16日日曜日

“食べること”は生きること

村田です。

私はゴハンを自分で作るよりも、
他の人に作ってもらって食べる方が好きです(笑)。

幼い頃から
母に「今日は何、食べたい?」って聞かれて
「何でもいい。」って答えたことは、あまりないかも。

給食の時間もすごく楽しみで、
朝に献立表を暗記してから学校に通っていた時期がありましたし、
運動部の時は1人分では足りなくておかわり。
余ったパンやごはんは必ずもらって、放課後も練習前にも食べたりしていました。

中国に留学していた時も、
南京での最初の外食。
先輩たちが勧めてくれたメニューが、確か
「カエル鍋&タニシの冷菜&カエルの唐揚げ」だったかと。
その場で、何でも食べたから(?)
その後も、食事会や飲み会によく誘ってもらえました。

南京は中国の内陸部。
当時はまだそれほど流通が発達していなくて、
市場には旬の野菜や果物しか店頭にありませんでした。
日本では当たり前にあるジャガイモ・人参・サトイモ・大根など…
根菜類がほとんど売っていなくって、
海鮮料理と牛肉がほとんど食べられなかった事。
マヨネーズ、カレールー、バターや生クリームも売っていなくって、
わざわざ約300キロ離れた上海まで鈍行列車に乗り、
たまに買い出しに行ったりしていました。

なので、休暇を利用した旅行で、
南京から南下して、桂林、広州と陸路で移動。
最後に到着した香港で久々に食べた飲茶&デザートが美味しかったことと言ったら…。
一緒に行ったルームメイトと、泣きそうになりました。

中国人は本当にいろいろなモノを食べます。

“今まで自分が食べた事がなかったもの”でも、
「ごちそうしてくれて、ありがとう!」という感謝の気持ちを
御馳走してくれた相手に伝えたい一心で
「全部食べられなくても、一口は食べる!」と、
途中から意地になって食べていた時期もありました(^_^;)。
「キャー!!コワイー!!」と、黄色い声をあげる歳でもなかったし、
そういうのが好きじゃなかった、というのもあります。

“少々、危なそうなモノ”を飲み食いしても、
中国留学中は、一度もお腹を壊さなかったので
「丈夫に生んでくれてありがとう!」と親に心の中で感謝したものです。
ここ2~3年の方が調子がやや悪い…。

最初のノンフィクション作家の高野秀行さんの話を聞いていて、
“ごちそう”ではない“いつものごはん”を
一緒に食べること、
作り方を習う事、
片言でもいいから現地の言葉で話すこと
それは、「そうそう!相手の懐に飛び込む“第1歩”だったよなー!」
と番組を観て、久々に思い出しました。


そして、
「今までに、私、何食べたっけ…。」
と、思い返したりしました(爆)。

今はもう、食べられないものもあるなあ。

これまた、幼い頃に
「おいしいんだから!」と蜂の子やイナゴ(だったかな?)の佃煮とか、
たまに食べさせてくれていた親に感謝。


番組のブログ→コチラをごらんください。


もう一人のゲスト、
枝元さんは、「食はもっと野蛮なもの」と主張。
口調は柔らかいんですけど、
言っている事は、すごく説得力がありました。

今の時代、
“食”は、情報、お金、栄養…
いろいろな事に振り回されすぎている!と主張。

そして、61歳になってもなお、“美味しい物”を求め
精力的に日本国内や世界を飛び回っている事を知りました。

番組が終わる頃には
私が今まで枝元さんに抱いていた“ほんわか~♪”としたイメージが
ガラッと変わっていました。

お2人の対話には、
久々に
「そうだよねー!!」と思えるキーワードがたくさんありました。
ありすぎて、まとめられなかったわ…。


『SWITCHインタビュー 達人達』
再放送は、10月19日水曜日の夜中です。
もし、ご興味がありましたら是非~♪
詳細は→コチラ

今日は近くの神社の大祭でした。
お供えやおせちなど…
昔から暮らしと食べ物が密接に結びついていて
1つ1つ意味があり、日本の“食文化”となっていますもんね。

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