2016年10月3日月曜日

チラチラと降る“雪”を見て…

村田です。

日曜日の夜、
娘が寝た後、
関ジャニ∞の音楽番組を観るのが最近の楽しみの1つ。
つい、夜更かししてしまいます(笑)。


さて!
秋学期の中国語講座が10月から再びスタートしました。
また半年間、同じ先生にお世話になることに。

私達の中国人の先生は、日本文学の研究者。
授業中は、ほとんど中国語オンリーで進行しますが、
先生は日本語ペラペラです。

今回の課題のタイトルは『縁』でした。



若い頃、外国人男性教師と恋に落ちた女性。
非常に保守的な両親が二人の結婚に反対し、結婚したかったけれど叶わず。
数年後、別の人と結婚したけれど離婚…。
ある冬の日、引っ越したばかりの部屋のベランダから
チラチラと降るを見ていると…

という中国語の文章を、みんなで読みました。
(ちょっと、頭の中でシーンを想像をしてみてくださいね。)


私は
「この場面で
ここで使っている“雪”という単語で、
作者は女性のどういう感情を表現したかったのでしょうか?」
という質問をしました。

すると中国語の先生から
「あなたはどう思う?」と、逆に質問されました。

私は、
「2度も男性と別れて、1人ぼっち。
新居に来たばかりなのに、
突然、雪が降ってきて
(舞台は中国の南方の杭州。あまり雪は降りません。)
寂しい気持ちと不安と孤独感”が増したのではないでしょうか?」
と答えました。

皆さんだったら、いかがでしょう?

私の回答を聞き、
先生は、笑いながら
「日本人は“寂寞(寂しい)”とか“悲哀(悲しい)”いう、
どちらかというとネガティブな言葉が本当に好きですね。
中国人全般、とは言えないけれど
私個人が思うに
この女性は、
(ようやく1人になれてスッキリしたというか…)
どちらかと言うと、前向き。
“平静(穏やか、静か)”な感情を抱きながら、
降る雪を眺めていることを、
この作者は表現したかったんじゃないかな?と思うよ。」
と、教えてくれました。


同じ“雪”という単語に対するイメージが
私達と先生とは随分異なっていたことを知り、
「ヘエーーー!」っと、みんなで驚きました。
質問してみて、良かった!

軽く聞き流している話の中にも
日本人同志でも、
こういうふうに
確認してみたら“お互いに眺めている景色や味わっている感情”が違っているという
認識のズレって、
よく起こっているんだろうな。


このお話…
最後には、
ベランダの下に、
かつての外国人の恋人が突然目の前に現れて、
“ハッピーエンド”で終わるお話しでした♪





娘が只今、トワイライト(小学校内の放課後支援事業)で
友達とはまっている遊び(^_^)。
積み木(?)、120個ほど、あるらしい!







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