2016年9月22日木曜日

中国旅遊的備忘録2016夏~その⑤:(番外編)中国人ママ達だって、気をつかってるよ!

村田です。

前回の記事、たくさんの方々にご訪問いただいたようで…
本当に驚いています。
全国で2番目、名古屋で初めて開催を試みたM-cafe@名古屋。
ちょうど1年経ったところで、やむを得ず終了させていただきましたが
またいつかどこかで、
この本、もしくは他の本で皆様と再び繋がれたら…と思っています。
ありがとうございました。


さて、
一昨日、病院の待合室で女性誌をペラペラ。
最近、ファッションよりも、“他の特集”が気になります。

STORY』10月号より

この記事のタイトルに惹かれて読んで、
「まただ…、アーア。」とがっかり。
林真理子さんも、
“中国人観光客のマナーの悪さ”を冒頭から指摘。

最後に
「日本人の親にも、色んな人がいるけどね。」
というまとめで、ちょっと救われたけれど。


これを読んで、1カ月程前の出来事を思い出しました。

先月、夫の中国人の親友(日本で働いていたこともあり、日本語堪能)が
初めて家族を連れて、来日しました(娘と同い年の息子が1人います)。

「ついでに、
幼なじみの家族(これまた娘と同い年の息子1人&4才息子1人)も連れてきていい?」
ってことになり、
3家族で東京ディズニーランド&ディズニーシーへ遊びに行きました。
大人6人、子供4人(小1が3人&年少1人)の計10名で!

アトラクションで並んでいる時
スタッフの人が

「何名様ですか?(たまに中国語で質問してくれるスタッフもいました。さすが(*_*)!)」
「10人です。」って答える度に
「10名様?!」って聞き返されるのが、何だか面白かったです(^_^)。



家族の為に
2日間がんばった“イクメン3人衆”も皆、同い年(^_^)。



夫の親友は、日本に6年住んでいましたし、
今でも中国の日系企業で働いていますので、
“”日本でのマナー”を良く知っています。

連れてきた幼なじみの家族も、
海外旅行は初めてではないし、
ネットや友人達の話から、
“中国人観光客が、日本人に良く思われていない事”も良く知っていました。

ディズニーランド内でも、
自分の子達が騒いだりすると、
中国人の夫婦は周囲を気遣い、
日本人の親と同様(いや、私達以上に厳しかったかも?!)
その都度注意して、
マナーを守るよう、粘り強く説明していました。
特に
「男の子2人のママ
(一番若くて、華奢だったけど)の育児にかけるパワーって、本当にすごい!」と、
私はただただ、感心するばかり。


2日目の夕方、
ちょっと予定より帰りが遅くなって
ちょうどラッシュが始まった頃に、大荷物を持って電車に乗りました。

楽しかった余韻で、
我が子を含め、車内でもはしゃいでいた子供達。

その様子を見かねて、
私達より先に、
男児2人の中国人ママが率先して
「コラッ!電車の中で騒ぐんじゃない!!」と、何度も注意。
ママの声が、ラッシュなのに静かな車内に何度も響き渡りました。


彼女の言っている言葉が理解できないから、仕方がないんだろうけど、
「ああ、中国人達ね…。」
と、明らかにうっとおしそうな顔をする日本人の人達。

“そもそも、中国人の地声が大きい”のも、確かにある。中国に行った事がある人は解ると思うけど、
地声がつい、大きくなってしまう“事情”があるのよね…。
私達夫婦も、中国へ行くと知らず知らずのうちに
話す声が大きくなってるもん(爆)。

おそらく来日して1年以上経っている中国人すら、
すっかり、気分はもう“日本人”なんだろうな。
一緒になって
「あの人達、うるさいよね…。」と、中国語でつぶやいていたのを聞いて、
何とも残念な気持ちになりました。

中国人観光客の皆がみんな
“爆買する、マナーを知らない、中国人観光客”じゃないのにね。
今に始まったことではないけど、
こういう雑誌の記事や報道で、
“中国に対するイメージ”がどんどん悪くなってしまうのは、本当にガッカリします。


日本人同志でも、
こういう事ってよくあるなあと最近感じています。

相手の事情や背景をよく知らないで
“声の大きい人”や“チカラのある人”の意見にひっぱられて、
「そうだ、そうだ!」となっている人を、よく見かける。
“仲間”になって“後ろをついていくだけ”って、ラクで楽しいけど、
いつの間にか
“同じ物の見方・物の言い方”しかできなくなってしまっていることもある。

“いろいろなモノの見方”ができるよう
自分もときどき、周囲を見渡してみないと!
と、昨日記事を読んで思ったのでした。


娘は中国語しゃべれないし、
彼らも日本語しゃれべれないけど、
何だかめちゃくちゃ楽しかったね!
またみんなで一緒に遊びに行こうね!



この雑誌の冒頭の“アフタースクール”の特集も、興味深かったです。

今、小学生の放課後から3つの「間」が失われている。
のびのびとした「時間」
たくさん遊べた「空間」そして、一緒に遊ぶ「仲間」たち

だそう。
本当に、そう思う!

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