2016年6月28日火曜日

まちづくりは“問いかける”ことから~市民力アップセミナー(3回目)

村田です。

今日も瀬戸へ。
5回連続講座、
あっという間に3回目まできました。

今日から2回分の講師を担当するのは、かわのゆみこさん

前回のソーシャル@新栄の時、
「この講座では話さない事をお伝えします。」
と、お聞きしていたので、
この日を心待ちにしていました。

今回のテーマは
参画のキホン~まちづくり編~

参画という言葉を普段使わないので、
帰宅後、もう一度、『日本語大辞典』(講談社)で調べてみました。

■参画(さんかく):計画に加わること。
 (かわのさんは参加×企画とおっしゃってましたよね?)

だそう。
「街づくりの計画に自ら積極的に加わる」って、
なかなかハードルが高いように感じませんか?
でも、これから少子化・高齢化が進むにつれて、
かわのさん曰く、
市民が無関心のままではいられない厳しい現実が待っている。
という話からスタート。

今日の2時間は、
特定非営利活動法人あっとわん
かわのさんを含む主婦3人で2000年に立ち上げて以来、
事務所の所在地である
高蔵寺ニュータウンの“街づくり”にどうやって関わってきたのか?
という話を軸に進められました。

ちょっと話がそれますが…

私は年長の時に名古屋市千種区から高蔵寺ニュータウンに転居。
結婚して、また名古屋市へ転居するまでの時間を過ごしました。

名古屋市の“ベットタウン”として
山を切り開き、街が出来上がっていく様を見ながら育ちました。
引っ越してきたときは
サンマルシェ(現アピタ)も無かったし、
目印になるような店も周りに無いし、
同じような団地や集合住宅ばかり。
転居して間もない頃、
親すら自宅にたどり着けず、一家で迷子になった事もしばしば(汗)。

全国からこの街に人が集まって来ていたので、
小学校に上がった時のカルチャーショックの1つは“コトバ”。
私の両親は岡山出身で、父は名古屋育ち。
私が普段使っている言葉は名古屋弁×岡山弁×標準語のチャンポン。
クラスの子達とは、各家庭で使っている“方言”混じりで会話していました。
ある日、突然、
「(具体的な単語は忘れてしまいましたが)
標準語でこれは一体、何て言うの???」って話になり
自分達だけに通じる“新しいコトバ”を遊びでちょいちょい作ったりしたこともありました。

もう一つ、自分達の街がちょっと“特別”な地域なのか?
と思ったのは高校入学時。
春日井市の中心に近い高校に通学していましたが、
入学してすぐ
「おヤマ(=春日井市のはずれの田舎の意)から来ている人って…。」と
ずっと春日井市の中心に住み続けている、地元の子達から初めて言われました。
中心地より標高が高いからなのか?
高校付近ではちょっと雪がちらついただけなのに、
うちの周辺は雪が積もり、電車が止まり、遅刻したりすると、
「やっぱ春日井の“チベット”だ!」と言われ、
同じ市内の人達からも“地域差別”を受けるとは(-_-)!!と思ったものです。

これが
働き始めて、同じ春日井市の人から
「ええーっ!、春日井の“ビバリーヒルズ”に住んでるの?!」って言われた時には
モノは本当にいいようだなあ…(・。・;)。と。


なので、
両親達がここ、高蔵寺に転居後、
“地縁”があって、集った人達と共に
街の“スタンダード”をゼロから作りあげていく
その前に…
まず互いを理解する事に時間を割き、
作業を進めていく必要があったと思われるので、
当時は相当なエネルギー&コミュニケーションが必要だったかもなあ。
と、今日の話を聞いて感じました。


本題に話を戻すと、
そもそも
*“まちづくり”ってどういうこと?という話からはじまり…
*“自分のやりたいこと”は、本当に街に必要とされているのかどうか?
*実現するには、どういう人達と関われば良いのか?
*その関わる全ての人達がWIN×WINと思える関係を築くにはどうすれば良いか?

そのためのステップとして教えていただいた内容を
もう少し細かくまとめてみると、
こんな事なんじゃないかな?と。

1.問題提起:
  今、何が問題か?課題は何か?実現するには何が必要か?

2.検証:
  自分が実現したいことは、本当に地域に必要とされていることなのか?
  現段階で、実現が難しいのはなぜか?

3.仕組み作り:
  人・物・資金をうまく動かしていく方法を模索。協力体制の構築。

4.協力要請:
  実現するには、どういう人たちと関わればよいのか?

4.具体化→実現

5.検証:
  本当に、その方法は正しかったか?
  継続していく際の課題や改善すべき点は何か?
  さらに掘り下げて考えてみる。

こうして振り返ってみると…
私の今日の講座のメモには
「?(クエスチョンマーク)」がいっぱい!


かわのさんは
ご自身や、関わる全ての関係者に対して、
常に“問い”を投げ続けながら、
地域の課題に取り組んでこられたのだなあ、と感じました。

常に“問い続ける”この方法は、
新規事業を立ち上げたり、個人で起業したりする時なども一緒。
様々な場面で応用できそうです。


途中、シェアタイムでは
前回に各自が掲げた≪まちの課題≫について
(今回、席替えをして今日は違う人とグループになったので)
復習も兼ねて、お互いに発表し合う機会がありましたが、

面白いな~と思ったのは
まちの課題≫という言葉の捉え方ひとつとっても、各自違うこと。

*自宅を取り巻く“環境”に対して問題意識を向けた私のような人もいるし、
*すでに起業して、活動をしている人は
 “自分の好き・得意”から市街に貢献できることは何か?を考えた人もいるし、
*自分が住んでいる市街をより暮らしやすい街にするにはどうしたら良いか?
 と、“自分の好き&得意”をちょっと横に置いておいて考えた人もいること。

次回、第4回は
同じく参画のキホンですが、人とのつながり編。
また同じグループで学べること、楽しみにしています。


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■7月 8日(金)10:00~@名古屋駅(残) Part4:過去への執着を手放す(P98~)
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帰宅後に
娘のお友達姉妹が我が家に遊びに来ました。
年長・小1(娘)・小3の3人。
今日は平日につき短時間ながら、なかなかの盛り上がりでしたよ。
部屋いっぱいに、ダンボールで巨大迷路を作成していました♪

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