2016年6月16日木曜日

読書会『わかりあえないことから』(先に番外編)×市民力アップセミナー(2回目)

村田です。

月曜日の6月13日は、市民力アップセミナー(2回目)@瀬戸でした。

先日の読書会以降、ようやく『わかりあえないことからも読み終えたので
書籍の感想もちょこっとからめて、
講座の感想を書きたいと思います。

本当はもう一つ、懲りずにその⑤を書きたいのですが、
“番外編”を先に書きます。


今回の講師も、1回目の5月30日同様、柴田朋子さん(→当日の記事はコチラ。)
2回目の内容は、主催者の湯浅亜紀さんのブログもご覧ください。

1回目最後に、
今、『まちの課題』だと感じることで、市民が自ら動いた方がよいと思うこと」には
どんなことがあると思いますか?

という宿題がでたのです。

講座の2回目は、とてもスピーディーなワークの連続。
宿題を使って、
グループのメンバーと一緒に
自分達がそれぞれに持ち寄った『まちの課題』を聞きながら、

*お互いの課題に関する質疑応答をしたり、
*自分の持ち物(“得意なこと”や“好きなこと”)を使って、
 どうやって問題に対して、アプローチしていけばいいのか?を一緒に考えたりしました。

頭の回転スピードは高速になったけど、
考え込むヒマは一切ありませんでした。


私は、帰宅して、資料を見直しているうちに、
自分が当日、発表した『まちの課題』。
自分にとって、
ちょっと大きすぎる問題のような気がしてきてしまい…、
自分の“得意”や“好き”とも、上手く結びつけられないと感じてしまい…、

そこで、今日は
私が掲げたのは、
本当に『まちの課題』なのか?
ただ「私だけが不怪だったり、不満だったりすること」なのか?

まずはそこから調べてみることにしました。


区政運営方針』として
こういう所を改善したい。
とか
こういう取り組みにチカラを入れたい。
と、ここに書いてある事項は…
「今、“街が抱えている問題”の中でも
積極的に解決していきたいこと。
状況を改善したい事柄。」

なんじゃないかなあ?と思い、
区役所で資料をもらってきました。

本当は、宿題を考える時にする事だったんだよね。
と、今頃になって気づく(汗)。



私のママ友は、ここ5年ぐらいの間に
よそからここへ引っ越してきた人がほとんどです。
雑談している時に、たまに
「この街は、住みやすかどうか?」が話題に上ります。

大半のママ友は
「めちゃくちゃ住みやすい!」と答えます。
理由はちょっと忘れましたが。

でも、
お隣の名古屋市天白区から越してきた私は
どう?と聞かれると、
「(夫も)ちょっと住みにくい。」と感じているのですが
上手く表現できませんでした。
講座終了後、
今まで、「“何となく”住みにくい」と思っていたことを
もう少し具体的に挙げてみようかな、と思うようになりました。


そうそう、
今日は
私のそんな「住みにくさ」「困りごと」の一つで
前から気になっていた事を、調べてきました。
(2回目のワークで挙げたのとは、別の課題です。)

自宅の最寄駅のそばの有料駐輪場。
地下鉄の駅に隣接している公園に来るたくさんのハトによる“フン害”がひどいのです。
私はフンが怖くて、
ここ1年半ほど、最寄駅に自転車を停めて地下鉄に乗るのを止めていて
1区離れた駅のそばの、“屋根つき駐輪場”を利用しています。

今日、久々に通りがかってみると…
張り紙が!












(私が停めていた頃にはなかった)
この“張り紙のおかげ?”で
地下鉄の駅の出入り口(地上エレベーターあり)付近のベスト・ポジション
それも約30台分ほど、
自転車が停められないのです。

「ハトのフンの被害を避ける為、屋根をつける計画は無いのでしょうか?」
と、自転車の定期券スペースの小屋に常駐しているおじさんに質問してみると、
「ないよ!」と一言(;_:)。

以前の私だったら
「あ、そうなんですね…(-_-)。」
で、終わっていたかもしれないけれど
そこにいるおじさんにどんどん質問しても仕方ないと思ったので
「あ、そうなんですね(+o+)。」で、今日の会話は終わりましたが
心の中で
「そうなんだ!
どうして屋根がつけられないのかな?
あそことあそこの駅にはあるのに。」
とか、いろいろ疑問がわいてきたのです。


『市民力アップセミナー』って、
タイトルだけ見たら、ちょっと尻込みしてしまい、
「私は今、
街の何かの役員でもないし、
今住んでいる街にものすごい“愛”がある訳でもないし、
アツい“市民活動家”になりたいと志願している訳でもない…
と、ギリギリまで参加を迷っていたんだけど

この講座は、
そういう人を育てることを目指しているんじゃなくて

朋子さんのブログにも書いてあるけれど
はじめの一歩を考えるきっかけ=自分自身の「種」をみつけて
その“種”を育てていくプロセスを
5か月間かけて教えてもらう講座なんじゃないかなあ。
と、遅ればせながら
“講座の主旨”を理解しつつあります。

ここで前回の読書会『わかりあえないことから』の私の感想につながるのだけれど…、
場が盛り上がって時間が足りなくなったこと、
そして、やっぱり初対面の人の中で、私に言い出す勇気がちょっとなくて
皆の前で発表できずに終わった
1~4章の中で“私自身の心に響いた箇所”。

コミュニケーション教育は、ペラペラと口のうまい子供をつくる教育ではない、
口べたな子でも、現代社会で生きていくための最低限の能力を身につけさせるための教育だ。
口べたな子どもが、人格に問題があるわけでもない。
だから、そういう子どもは、あと少しだけ、はっきりとものが言えるようにしてあげればいい。
コミュニケーション教育に、過度な期待をしてはならない。

その程度のものだ。その程度のものであることが重要だ。
(P31・32引用)

国際化に伴い、日本人が“コミュニケーション能力の向上”を過度に意識している事に
対して、警鐘を鳴らしている著者、平田オリザさん。
私も娘も、口べた。
とても共感できるし、励まされる一文です。


講師や主催者の方々が目指している“市民力アップ”も、
過激な発言力をつけるのではなく、
市民ひとりひとりが実現不可能なことを目標に掲げるのではなく、
自分達にとって身近な“その程度のもの”
から、皆で一緒に考えていこうよ。
って事なんだよなあ、きっと!
と感じたのでした。

今日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

【募集中です。M-cafe@名古屋(読書会)】

■6月17日(金)10:00~@名駅(残席 Part3(P68~)
■6月22日(水)9:30~@伏見(残席 Part5(P150~)

詳細は→コチラ

今日は私と夫の本、計30冊、自転車にのせ、本屋へ売りに行きました。

1000円にも満たず…(;_:)。

帰りに
虫取り網と、娘の夏の掛布団を買って帰宅しましたが
結構風が吹いていて、地下鉄約2駅分のサイクリングはドキドキでしたよ(汗)。

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